IWC:インターナショナル・ウォッチ・カンパニー
シンプルと高級さをかね揃えるIWC。この時計を友人が購入し、レビューを投稿するのを承諾してくれたのでお伝えします。
モデルは
IW510106
PORTOFINO HAND-WOUND EIGHT DAYS
(ポートフィノ ハンドワイド エイトデイズ)
になります。こちらはクラシカルな雰囲気のモデルになり、その名の通り、8日間動作し続ける機械式手巻きモデルです。
1868年、スイスのシャフハウゼンという場所に会社を創設しました。
そこからIWC SCHAFFHAUSEN というロゴになっています。
ロレックスのGMTマスター2と同様に、「IWC ポートフィノ」とネットで検索しても、
高値で買い取ります! ページやら、
時計専門店!中古品美品S!
みたいなページしか見つからなかったので、友人が購入したいい機会にブログに記したいと思いました。
一緒に時計販売店に行き、この時計を見ましたが、シンプルさの中にやはり高級感があり、ぐっと引き寄せられるデザインでした。
『ロレックス』は誰でも知っていて、買うのが嫌、、、という方には是非とも見ていただきたいブランド、IWC。
以降で、ポートフィノの紹介をしていきます。
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IW510106について 〜はじめに〜
このIW510106は、2011年モデルです。新宿の並行輸入で購入できるお店で買ったそうです。
2011年モデルと言ってもデザインが2011年から変わらないと言うことで、製造は最近のものになります。
IWC ポートフィノ ハンドワイド エイトデイズ IW510106 とは 〜特徴〜
特徴1 8daysとは
この時計の特徴として、その名の中にもある、”エイトデイズ”。なんと一回フルでゼンマイを巻くと8日間も動き続けるのです。(厳密に言うと9日間ですが)
機会式手巻きのモデルということで、8日に一度ゼンマイを巻く必要がありますが、めんどくさいというよりは時計に向き合う時間をもうけられるので手巻きが好きという方も結構多いようです。
また、フェイスにはパワーリザーブ表記があります。
これを目視することであと何日駆動するのか、残量が一目でわかります。
9時の方向にある0〜8DAYS のメモリで残量を確認できます。
この写真でいうと、残りは5日と少しですね。
赤い領域に入ってきたらリューズを引き出して、くるくると巻きあげます。是非、残量が2日を切ったあたりからニヤニヤしながらリューズを巻いてください。
特徴2 スモールセコンド、日付表示の絶妙な配置
パワーリザーブは特徴1で述べましたが、「9時」の方向に。
スモールセコンド(秒針)は「6時」の方向に位置し、
さらに、日付表示は「3時」の方向に位置しています。
通常これだけの情報を入れると、時計内はごちゃごちゃしてしまいますが、この時計のフェイスが大きいため、美しいバランスで配置されています。
スモールセコンドは、毎時28,800回で振動し、なめらかな動きとなっています。
日差についてですが、店員さんによると、-2秒~+7秒とのことです。個体差がありますので、一概には言えないようです。
特徴3 アリゲーターストラップ
ワニ皮としてはかなり上質な、サントーニ社製のアリゲーター・ストラップがついています。裏地はオレンジ色となっており、これも良いアクセントとなっています。
革好きの方にもオススメです。
ワニ皮のベルトが時計の質を上げてくれるような気がします。
IWC ポートフィノ ハンドワインド エイトデイズ IW510106 〜基本スペック〜
型名: IW510106
ケース素材: ステンレススティール
ブレスレット/ストラップ: ブラックのアリゲーター・ストラップ
文字盤の色: ブルー
機械式ムーブメント: 手巻き
IWC自社製キャリバー: 59210(キャリバー 59000シリーズ)
パワーリザーブ(完全に巻き上げられた場合): 8日間
サファイアガラスのシースルー裏蓋
3気圧防水
ケース厚さ: 12mm
直径: 45mm
サントーニ社製アリゲーター・ストラップ
IWC 定価 ¥1,080,000(税込 2017.10現在)
現行モデルのバリエーションでは、
・ゴールド枠、スレートカラー文字盤、ゴールド針
・ゴールド枠、シルバーメッキ文字盤、ゴールド針
・シルバー枠、シルバーメッキ文字盤、ゴールド針
・シルバー枠、ブラック文字盤、シルバー針
・シルバー枠、ブルー文字盤、シルバー針 ←今回紹介モデル
があります。
並行輸入でIWCを購入
以前、ロレックスのGMTを紹介した時には、並行輸入も、正規店購入も値段があまり変わらない、むしろ並行輸入の方が高い という記事を書きました。
今回のIWCは並行輸入の方が安く、友人は並行輸入で購入したそうです。
お値段はなんと、
正規 1,080,000円 → 約800,000円
正規価格よりもおよそ20万円くらい安く購入できたそうです。買い物上手。
正規店で購入するのと、並行輸入で購入するのと
一般的に海外のモノを買う場合、並行輸入品は安く買えることが多いです。バイヤーなどが海外で買って、日本で売るという方法です。
簡単に以下に説明。
正規店 購入品
ブランドと契約している会社が、ブランドから直接仕入れるコト。日本IWCがIWCから仕入れているということです。
値段は多少変動しますが、正規価格で買うことができます。また、保証書の発行は購入日から保証されます。
並行輸入品
契約していない会社などが、海外の量販店や直営店から商品を買ってきてくれる。バイヤーなどが買い付けを行い日本に大量に持ってくることです。そのため安く買えることが多い。
IWC正規の保証書はすでに発行されていて、残り何年か見えません。並行輸入店がそのお店の保証を付けてくれるそうですので、保証という意味では心配ないかもしれません。
今回の友人の保証については、
IWC正規店保証 2017/4/15~ 2年間
新宿のお店(GMTというお店)での購入した日の2017/10/7から 5年保証
とのことです。
正規店で買うメリット
保証は購入日から発行ということ。
定価販売のため価格の高騰がない。
また、確実に本物のIWCの時計であるということ。
オーバーホールは心配なく受け付けてくれる。
正規店デメリットは?
納期に時間が掛かる。手に入りづらいモデルもあり。
オーバーホールが高額(しっかりした整備は行ってくれます)
高級時計点ということでお店に少し入りづらい。
並行輸入で買うメリット
日本の定価とは異なり、大きな割引がある場合がある。
日本で販売されていない希少価値の高いものもあったりする。
オーバーホールが安い
並行輸入デメリットは?
偽物かもしれない。
修理できないかもしれない。(偽物の場合)
オーバーホールで高額になるかもしれない(修理技術がないため高額になるというケースもあり)。
オーバーホールに関して、何が何でも安く済ませたいんだ!という方もいらっしゃるかと思います。ネットではやはり安くオーバーホールを済ますことができます。時計修理の千年堂
以上、デメリット・メリットは私の個人的感想です。
IWC 腕時計撮影
60マクロレンズで友人に撮影していただきました。たくさん撮ってくれましたので是非見てください^^
ケースの直径は45mmとかなり大きめ。しかし、つけていても圧迫感のない素敵な時計になっています。
曲線のケースは光の乱反射を生み出します。そのおかげで時計全体がキラキラと輝きます。
先端に向かうほどに細くなっています。長針、短針、秒針、パワーリザーブ表記全てがこの形をしており、非常に統一感があります。また、丸みを帯びている針はいろいろな角度から見ても美しい。
この小さい領域にこれだけのマークを刻印しているのも非常に技術を感じます。
一点心配なのが、リューズガードがないこと。ゴツン と何かにぶつけてしまったとき守ってくれるものがありません。ゼンマイの軸にダイレクトに力がかかってしまうかもしれないので、ぶつけないように注意したいところです。
ベルト部分のバックルは簡単に交換できたそうです。購入した時は下の画像のようなタイプになっています。
このままでも良いのですが、腕からの着脱を繰り返すごとに革ベルトが傷んでしまうため、次のような”Dバックル付きベルト”に自身で交換したそうです。
これのおかげで、ベルトを傷めることなく着脱が可能になります。
カミーユ・フォルネというところのものだそうです。
着用すると見えない部分までも美しい
腕につけると見えない部分ですが、加工が行き届いています。
時計の裏面からはIWCのポートフィノの加工技術を覗くことができます。毎時28000という速度で振動するモノの動きを見ることができます。
うっとりしてしまいます。
オレンジのベルトは、時計装着時には見えませんが、良いアクセントカラーとなっています。
時計収納
時計収納もオシャレにされています。
やっぱりしっかりとしたケースに入れて管理したいですよね^^
以下は高級な収納ケース。約七万円です。いいものはいいところに収納してはいかがでしょう?
時計本数がそんなに多くなければこういったものはいかがでしょうか?↓
インターネット上では様々なものが売られているので、自分の好みに合ったものをお探しください。
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最後に
以上、IWC ポートフィノ ハンドワインド エイトデイズ のレビューを書いてみました。シンプルなデザインの中にしっかりと高級感を感じることのできるモデルです。友人がつけているところをみたらなんだか自分も興味が湧いてきちゃいました^^;
まあ、高くて買えませんけど。
傷について、また後ほどレビューしたいと思います。傷は避けられないですねえ。。。
本記事、最後までお読みいただきありがとうございます。
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