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ADA DOOA システムテラ30でアクアテラリウムを立ち上げ。水と緑のある生活を楽しむ。

「アクアテラリウムを初めてみない?」という話になりペットショップへ暇つぶしに水槽好きの友人と行ってみました。
お店に提示してある水槽は手入れが行き届き、とても美しい物ばかり。レイアウトの美しさもありますが、何より植物、魚などの綺麗さも感動しました。
やってみようかな、と言う気持ちになり色々な水槽を見始めてみました。

数ある中から、ADAが気になりました。
ADA(Aqua Design Amano)は店舗限定での販売スタイルとなっており、オンラインでの販売は行っておりません。
ガラスの透明度、ものの作り込みなどの美しさが際立っておりました。また、ADAの流通経路は店舗販売のみと言うことで、その貴重性も魅力でした。
加えて、私の家からADAを取り扱っているお店が近くにあるということもあって今回導入に至りました。

部屋に水と緑がある環境は、とても雰囲気がよく部屋を落ち着いた空間へと変えてくれました。
システムテラ30の特徴である、壁面へのテラリウムのレイアウトも特徴的です。この壁面を滴る水とミストがなんとも幻想的な雰囲気を作り上げています。

まだまだレイアウトについて勉強中のため、試行錯誤しています。よって紹介するレイアウトに魅力がまだないかもしれませんがご容赦ください。
レイアウトを考えている時間も楽しい時間になります。テレワークが進む中、おうち環境に変化を与えながら日々楽しんでおります。

第一回目レイアウトの様子

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アクアテラリウムとは

アクアテラリウムとはアクアリウム+テラリウムのことです。

テラリウムの語源は、ラテン語で「テラ(terra)= 大地・陸地」と「リウム(arium)= 場所」を合わせた造語です。
テラリウムとは、ガラスなど光が通る密閉された透明なケースの中で、陸上の植物などを育てる方法のことを言います。ガラス容器は密閉して水分を外に逃さない環境にできるので、長期水を与えなくても植物を育てることができます。
最近ではコケの育成を楽しむ「コケテラリウム」なんてのが流行っていますね。小さいガラスキューブの中に苔を主体としたレイアウトを作り込むことができます。
最近は植物屋さんのみならず、雑貨屋さんなどにもこういったテラリウムなどが置かれているのをよく目にします。下がADAのDOOAというブランドの最近の商品になります。glass pot shizukuという商品になります。
直上にはLED光源があり、その光で中の植物を育てられるシステムです。

一方、アクアリウムは魚など、水生生物を自飼育することを示します。

アクアテラリウムは水中と陸上の生物を飼育する環境となります。
上に写真をアップしましたが、ADAのシステムテラ30はアクアテラリウムに適した環境を作ることができます。

システムテラ30

壁面にはテラリウム、水槽部分にはアクアリウムを構築することができ、今までにないシステムとなっています。
今回購入したのは以下のADAのDOOAブランドのシステムテラ30となります。さすが、HPの紹介写真はとても美しいレイアウトになっています。やってみてわかりましたが、なかなか真似できません。笑

DOOA System terra 30

下側約15cmは水槽になっています。壁面の後ろ側に水を壁面上部に組み上げるシステムがあります。
水槽の水を汲み上げて、壁面に水を滴らせてまた水槽部分へ戻ってくる という循環機構になっています。

購入品 一覧

ADA system terra30 ¥36,080
ADA AQUASKY G 照明器具 ¥13,200
ADA nature aquarium GARDEN MAT システムテラの下に敷くマット ¥935
ADA AQUA SCISSORS S ハサミ ¥3,520
ADA TERRA LINE 植物をくくりつける紐 ¥660
ADA TERRA TAPE 水を吸い上げるテープ ¥990
ADA Tropical River Sand 水槽に敷く砂 ¥990
Bio ロカリッチ バクテリア定着用の濾過剤 ¥920
プロホース エクストラS 水換え用のポンプ ¥1,314
スリムネット しなり 生体やゴミをすくうネット ¥348
バケツ 水入れ用 ¥711
エーハイム フォーインワン 250ml 水作り用薬剤 ¥950

合計 ¥60,618

これらが1回めにペットエコ都築店で購入した一覧となる。
この後は水草や生体を買う程度。+5000円を見ておけば水草や苔を含めて環境が構築できる。

ADA以外の製品リンクは最後に記載します。

システムテラ30立ち上げの紹介

水中生物や、植物について全く知識がないところから始めた。
よって、何か間違いなどがあるかもしれない、その辺はご了承を。
しかし、今のところは植物が枯れ果てたりはないので、特にミスはしていないものと思われる。

システムテラ30の内容物は以下となっている。
これに加えて照明、ミスト装置を別途購入したので、途中からシステムテラ30同梱物以外が出てくるのでご注意を。

開封していく。

システムテラ開封

箱いっぱいまでガラス面が来ているため、運ぶ時には注意が必要。

美しい水槽

水槽好きの友人から聞いたのだが、ADAはガラスとガラスの繋ぎ部分がとても美しいとのこと。
ペットショップで他のメーカーと見比べてみると確かに接合部分の美しさは一目瞭然。接着剤の染み出しなどが全く見受けられないのが特徴的だ。また、ガラスに歪みはなくどこからみても水槽の中が歪まずに美しく鑑賞できる。

侘草マット 壁面にテラリウムを構築する用のマット

侘草 わびくさ という独特な言い方をする商品名に最初はなれなかったが、ADAの商品名のようである。
最近では侘石 わびいし というのが販売されている。

壁面の奥には濾過するスポンジが入っている
システムを掃除する道具

かなりしっかりとした掃除用具になります。このシステムテラ30のメンテナンスには欠かせないアイテムだと思います。使い心地は良いです。

天井のガラス保持用のフック 4個
ガラスカバー

ガラスカバーは二種類あり、
濾過機構の上に設置するものと、テラリウムの上に設置するものがある。
ガラスの表面の美しさも注目どころ。

ミストの方向を手前のガラスで下に落ちるよう抑制

奥が濾過機構の上に設置してあるガラス天板、
手前がミストの流れる方向を決めるガラス天板

出水パイプ 水槽から壁面上部に水をあげる
逆流防止の穴が空いています
ポンプはUSB Type Aから給電、コンセントとともに付属

下側がポンプになっている。この裏には吸盤が四つ付いていて、以下のガラスに固定し設置する仕組みになっている。

ポンプを固定する用の台
コンセントはUSBの口と直線上にある

後に紹介するが、ミストのコンセントとは異なり、配線とコンセントがストレートとなっている。

ミストフロー

今回私はミストフローつきのシステムテラ30を購入したのでこれが入っていました。
ミストフロー無しでも購入できるようです。無しにすればその分減額されるそうです。

system terra 30 ミストシステム

ポンプのコンセントとは異なり、配線とコンセントがL字の関係になる。電源タップの取り方に少々苦戦した。

以上がシステムテラ30に同梱されているもの + ミストを紹介した。
次に照明について。

アクアスカイ G

安い方がよければ照明はこの水槽のサイズに合うものは他にもある。
しかしこの透明感と精度の高い機構設計はADAならではだ。他と見比べてしまうと、「やっぱりADAがかっこいい」というゴールに辿り着く。
分光特性も植物にとって良い環境を生み出し、また配光特性も良い。見た目からも性能からもやっぱりADAが良いという結論に達した。

ADAの製品はブランド名のせいで高いのか と思っていたが、クオリティがしっかり含まれた値段だと他と見比べて理解した。

システムテラ30 にアクアスカイG 取り付けの様子

部屋に設置してみたところ、一つの間接照明のようにアクアスカイGは明るい。インテリアとして十分注目できる環境になりそうだとこの時点で感じた。
同時に、システムテラの傍に電源用コードが集中するので、これの整備をしないといけないなとも感じた。コードがごちゃついているとインテリアとしてあまり良くない気がする。

アクアスカイG 配線の引き出し方向

照明の配線はLEDの真横から出ている形になる。
うまく水槽にはいまわしをさせたいが、何かと照明は動かすことが多いので、コードはだらっと垂らしたままとしている。

組み立ては非常に簡単で5−10分くらいで完了した。

ADA nature aquarium GARDEN MAT の必要性

私が水槽を導入しようとしたときに、何もわからず「マットなんていらないでしょう」と友人に相談したところ、

ガラスは平面を保って作られているが、入れるもの(特に岩など重いレイアウト)によって負荷は均等に分散しない。
するとガラスのある場所1箇所に力がかかる可能性があり、ガラスが割れる可能性がある。

と教わった。なるほどと思い、マットは必ず必要と感じた。だって割りたくないもの。
購入したマットのサイズはシステムテラの外径形状より+10mmほどの大きさになっている。片側5mmほど余しフィットするので見栄えも全く悪くならない。
しかも約千円で安心を変えるなら尚更良い。

ADA nature aquarium GARDEN MAT
サイズ等 詳細

試運転

実際に水を入れて、ポンプで汲み上げされるか、ミストはうまく出るかを試運転する。
試運転するまでは本当に均一に壁面を水が滴るのか不安だった。

水を準備

バケツの容量は4L、バケツいっぱいに3回ほど水槽に入れるとポンプが機能した。
このバケツは口が尖っているので、非常に使いやすい。アクアテラリウム以外でも観葉植物の水やりで重宝している。700円で買えるとはお得だ。

一定の水の量がないとポンプが機能しないので、水が不足した状態ではポンプは使用できない。
壁面上部から水を滴らせたいのであれば、ポンプ以上まで水位が来るように水を入れることが必要だ。

水の量 15Lほど

このくらいの水位でポンプが機能し始めた。

壁面を水が流れる様子

ポンプで汲み上げられた水が左上の穴から出てくる。
水が壁面を流れる水の量は左側の方が若干多いようにみえるが大きな差はない。
ここにマットを設置し、水草たちが給水できる状態となる。

Vの字の溝に水が流れ込み、全域に水を行き渡らせる
ミストの動作確認

ミストが入ると一気に幻想的になる。
役割としては植物に水分を与えることだが、演出機能としてもとても良い。
私は1時間ごとにミストが出てくるようにアレクサで制御できるコンセントを購入して制御している。参考までに商品サイト↓

以上が設備の紹介となる。
次に植物を入れ込むための方法を記載する。

レイアウト決め、植物の固定など

ここからはシステムテラに色々入れ込んでいく様子を記載する。
重ねてだが、初心者なので大した考察はできない。なんとなくでやっている部分もあるのでご了承を。

一旦水を全部抜いて、レイアウトを決めていく。
まずは砂利を洗い、水槽へ投入。

ADA Tropical River Sand
ならした
友人に借りた(もらった?)岩を洗ってみる
友人に借りた(もらった?)流木も洗ってみる
侘び草をペットエコで買ってきた
スパイキーモス すごく量が多い

このスパイキーモスのマットを壁にそのまま取り付けることができるのだが、一枚1300円くらいするのでこれを2枚だけ購入。そして壁面の6枚のマットに均等に振り分けて苔の成長をさせる。
付属のマットに苔を置いていき、ADA TERRA LINE 植物をくくりつける紐 ¥660 で固定していく。

岩の配置や流木の配置が面白い

岩や流木は思ったように安定しなかったりしてうまくいかないけれど、初めての試みでなんでも面白い。
最初は生体を入れる予定はなかったので、水が循環してくれればいいかな という気持ちでレイアウトを行なった。

生体がいる場合は、隠れ家が必要だったりするようなのでどんな生き物を入れるかによってレイアウト検討も必要そうだ。

セール品なんかも入れてみる

おもしがついているので、そのまま水槽部分にこれは入れてみた。
美しさ重視をするならポットは外して砂利に植えるのがいいのかもしれないのだが、最初ということでそのまま入れて枯れないかみてみることにした。

ピグミーマッシュルーム

後から分かったが、この可愛らしいピグミーマッシュルーム、とてもよく育つので、この量でも大変なことになる。
丸い葉っぱ、花が咲いたりと愛らしさがあるが、ピグミーマッシュルームの成長スピードには注意が必要だ。

レイアウト完了の様子

各マットの上には茶色いものが見えると思う。これはADA TERRA TAPE 水を吸い上げるテープ ¥990 だ。これを挟むことで均一に水を行き渡らせるようにする。

流木に苔を配置も行なってみた

結果として私は定着まで行かなかったが、流木に苔をつけることも可能。
ただし、やるのであれば上の写真のように低い位置では水に使ってしまうので、もっと上の領域でやる必要がありそうだ。私は途中で辞めてしまった。

4in1を薄めた水を投入し完了

以上でレイアウトと水入れが完了した。
レイアウト設置した時期が冬の乾燥している時期だったので以下の写真のようにラップでくるみ、苔の成長を促進させた。
結果としてうまく苔が成長したので、これも有効だったと考えられる。

ラップで保湿している様子

あまり長時間やりすぎると腐ってしまう可能性もあるので、様子を見ながらメンテナンスすると良い。

約1ヶ月後…

約1ヶ月後には緑が美しい状態まで成長した。
そのほか買っていれている植物も成長し良い雰囲気になった。

早くもピグミーマッシュルーム増加中。

水中部分を簡素にしてみたり、岩を置いてみたりしたが、なかなかレイアウトが固まらない。
だがそれもまた面白い要素であるのかもしれない。
椰子の木みたいなのが増えたり、白い線が入った葉っぱが増えたり、毎月のように植えたい植物を検討する時間が増えとても楽しんでいる。 

半年後、安定してきたので、お掃除魚を入れる

立ち上げは1月頃に行った。その頃は乾燥に対する苦労があったが、今は夏。
夏に入ってからの悩みといえば、毎週末の掃除。
苔が生えてくる、掃除しても翌週にはまた生えている。水温が高いからか、この悩みは尽きなかった。
これを機にペットショップで相談したところ、相性の良い魚たちをいれてもいいのではないか?とのこと。

今回、以下の生体を入れてみた。
ヤマトヌマエビ 2匹
コリドラス パンダ 1匹
オトシンクルス 2匹
ネオンテトラ 3匹

入れる前はこんな感じで苔が多かった。

魚を入れる前、毎週末この苔

苔掃除はスポンジで撫でるだけで撮れるのだが、面倒っちゃ面倒だった。
結論から言うが、魚を入れたら一晩でこの量の苔がなくなった。衝撃的すぎて思わずにやけてしまった。。。

それぞれ掃除分担の違う生体を入れた。
ヤマトヌマエビ 流木や岩についた苔担当

ヤマトヌマエビ 岩や流木についた苔を食べる


コリドラス パンダ 砂利についた苔担当

コリドラス パンダ 砂利についた苔を食べる

日中はじっとしている。また覗きにいくとじっとしている。結構ビビリくんかもしれないので、いつもそっと覗いてみている。


オトシンクルス ガラス面についた苔担当

オトシンクルス ガラス面についた苔を食べる

一晩経った結果、ガラスがすごく綺麗になっていた。
その衝撃といったらどう表現したらいいのかわからない。週末の苔掃除はなくなり。水を少し取り替えるのと、フンの掃除くらいになった。もっと早く入れておけばよかった。
掃除が楽になったと言うのもあるが、生き物がいると愛着が湧くので、そういった面でも生体を入れるのはおすすめである。

生体を入れてから、物理的なガラスの掃除はしていない

ガラスがピカピカ…。

そしてコリドラスの隠れ家を作るため、またレイアウトをいじった。

以上が立ち上げから6ヶ月経った今時点のアクアテラリウムの状態となる。
日々植物の成長や、生体が元気か見るようになった。
部屋に緑があるのは目の癒しとなるのか、仕事で疲れたなーと思うタイミングで目をやることが多い。

ADA製品はオンライ販売はしていないため、お近くのADA取扱のお店にぜひ一度訪れていただきたい。
あらたな世界観が手に入ると思う。

購入品 ページリンク

ADAの製品以外はペットショップで一式揃いますが、購入したもののリンクを用意しておきます。ご参考にどうぞ。
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Bio ロカリッチ バクテリア定着用の濾過剤

Bio ロカリッチ

形状が違いますが、リングタイプの紹介です


プロホース エクストラS 水換え用のポンプ

プロホース エクストラS


スリムネット しなり 生体やゴミをすくうネット

スリムネット しなり


バケツ 水入れ用

エーハイム フォーインワン 250ml 水作り用薬剤

4in1

最後に

アクアテラリウムについていかがでしたか?
初心者にも関わらず植物たちは特に問題なく成長しております。
生体を入れることで新たに出てくる課題もあるかと思いますが、今のところは好調です。

今後も緑に癒されながらおうち時間を充実していきたいと思います。

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