カメラ大好きなみなさん、愛用のカメラはメンテナンスしていますか?
私は友人からフィルムカメラを購入したのですが、フィルムを入れる前にポロポロとモルトが剥がれていたため、交換することにしました。
カメラのキタムラや、それぞれの地域にある「カメラ修理工房」みたいなところに持っていくと10,000円〜20,000円することもあるそうです。
そんなモルト交換を今回自分で行ってみることにしました。
モルト交換をしないとレンズやボディに不具合が出てしまうことがあります。
通常クッションの役割をするモルトが磨耗し、性能を生かせていない可能性があります。
またクッションの他にも、遮光する役割もあるので、状態が悪いと写真にも影響してしまうことがあります。
交換作業依頼をすれば1番早いですが、少し値段がかかるため自分で行えるところはやってしまおうと思いました。
今回はフィルムカメラNikon FEのスクリーン周辺と、フィルム装填箇所のモルト交換を実施しました。
参考になればと思います。
Nikon FE について
前回の記事の最後に少し触れましたが、私はnikon FE を購入しました。
「シンプルニコン」というニックネームで1978年に発売されたNikon FE。絞り優先機能も搭載され、シンプルな操作を行うことができます。
シャッター速度を電子制御することで、豆電池が入っていれば、絞り優先モードが使用できます。
絞り値をユーザーが決定し、シャッター速度はカメラ側が計算してくれてオートでシャッターを切ってくれます。
しかし、このカメラが発売された頃は電子制御よりも完全メカニカル(オート機能はなくて、手動で全部設定する)の方が人気でした。
なぜかというと、Nikon FEでいうと、電池が切れてしまうと1/90のスピードしでしかシャッターがきれないのです。
メカニカルであればそんな心配はないのですが、オート機能を搭載したが故に、電池が切れたら撮りたい撮影ができなくなってしまう… という難点もあります。
しかし、先に述べたように「シンプルニコン」ということで、電池の管理さえしっかりしていれば簡単に露出を外すことなくフィルムカメラ撮影ができます。
フィルムカメラ難しそう…
設定どうやるかわからない…
という方には入りやすいカメラかもしれません。
Nikon FE +レンズ 購入価格
私が購入した時の値段は、¥6,500でした。
状態はかなり良く、全ての動作は問題ありませんでした。
ただ、モルトがかなり劣化していたので、これだけはなんとかしたいな。そう思いました。
レンズは50mm f1.4を購入しました。レンズの値段は約¥3,500で購入しました。
このレンズ、アマゾンで購入しようとすると、現在でも10,000円ほどするようです。
メルカリや、ヤフオクをうまく利用して購入するのがいいかもしれませんね。
状態の良いものを変えることもありますので、しっかり調べることにより、良いものに出会えるかもしれません。
モルト交換をやってみた
今回はフィルムカメラNikon FEのスクリーン周辺と、フィルム装填箇所のモルト交換を実施しました。
まずは、スクリーン周辺の交換前/交換後の写真をご覧ください。
モルト交換前はこちら
モルトは新品であればふわふわしたスポンジです。それが劣化してしまい、このように白くケバケバしてしまっています。そのせいか、ミラーにも粉が…。これホントに汚いです。いくらブロアーしてもすぐに付着するし、あゝ、もうイヤってなります^^;
こんなゴミがいやで今回交換を決意しました。カメラ屋さんで交換作業費1万も出したくない…と思い、自分で交換してみました。
モルト交換後はこちら
交換後がこちらです。
しっかりスポンジ状に復活し、本来の機能をこれで発揮できそうです。さらにゴミもでなくなり嬉しいです^^
いやあ、交換してホントに良かった。作業は大変だったけどよかったです!
以下に、作業内容について紹介していきます。
モルトのはがし方
※私の友人から教わった手法ですので、どのカメラでもうまくいくとは限りません。神経質な方は修理やさんでお願いしてください!
【用意するもの】
・交換対象ボディ
・ピンセット(爪楊枝、割り箸でも良いです)
・無水エタノール
・シルボン紙
・モルトプレーン(それぞれの厚さのものを準備)
【方法】
簡単に言うと、ピンセット・割り箸にシルボン紙を巻きつけて、無水エタノールをたくさんつけて、擦る。です。
傷をつけたくない方は、マスキングテープなどでケアしておいてください。私は何もケアせずやってしまいました。
無水エタノールを皿でもなんでもいいので入れておき、そこに割り箸に巻きつけたシルボン紙を浸します。今回割り箸にしたのは比較的面積の広いモルトを剥がす作業だったので割り箸にしました。
エタノールをつける量はびしゃびしゃでも良いです。
フィルムカバーのモルトを剥がしていきます。
その前に!!!剥がすモルトの大きさをメモしておいてください。
5.5cm×0.7mmみたいな感じでいいので、メモしておきましょう。のちに新しいものを貼る為に、大きさをメモっておく必要があります。
さて、作業していきます。
いろんなところにポロポロ剥がれたゴミが散らかっていますね…。
運が良ければ、エタノールでひたひたにした状態でピンセットを入れると気持ちよく剥がれることがあるそうです。私のは劣化しすぎていてうまく剥がせんでした。。。
このようにどんどんシルボン紙が汚れます。汚れたら紙を変えて、汚れたら紙を変えて、を繰り返しました。
他のフログでは「ティッシュ」で拭いている人がいたので、やってみたのですが、ティッシュがボロボロ落ちて汚い!!あまりお勧めはしません…^^;
でもまだ白っぽいのが残っています。まだまだ無水エタノールをひたひたにして繰り返していきます。
しばらくモルトを剥がしていくと、ボディに一番近い両面テープが顔を出しました。これをピンセットで剥がしていきます。ピーッと剥がれるかと思いきや剥がれない…根気よく剥がしていきます。
作業開始してから約15分くらいでテープが剥がれました。
周辺を綺麗にして、新しいモルトを貼り付けます。貼り付けは1分くらいで終わりました。
(貼り付けた後、嬉しくなってすぐにフィルムを入れてしまい、写真を撮り忘れました。。。すみません後ほどアップします。)
スクリーン周辺の清掃もおさらい
掃除前の写真を今一度ご覧ください。
モルトを剥がすとこうなりました。
ついでなんでスクリーンも掃除してしまいました。ツメを手前方向に指で引っ張ると簡単にスクリーンが外せます。
スクリーンも無水エタノールで拭きました。そしてミラーも慎重に拭いて、ペンタプリズムも慎重に拭きました。
スクリーンを元に戻すと、視界良好でとても気持ちが良いです。
このような感じで交換作業は簡単に行うことができました。ただ拭き取るだけですので、気合いがあればみなさんでもできると思います!
今回使用したグッズ
使ったものを紹介します。これが絶対いい!というわけではありませんので、参考までにどうぞ。
■モルトプレーン
厚さは二種類用意しました。
■ピンセット
HOZANのピンセットを使用しました。
■無水エタノール
私は500mlを購入しました。
上記まとめて購入しても¥3,000円くらいですので、持っていない人は揃えておくのも良いと思います。
無水エタノールに関しては、レンズ掃除や、撮像センサーの掃除にも使えるので重宝しますよ。
最後に
フィルムカメラのモルト交換についていかがでしたか?
中古屋さんで買ったカメラ、モルトが汚いんです、、、という方、数万もかけて交換依頼を出すのもいいですが、まずは自身でやってみたらいかがでしょうか?
カメラをなめまわすように観察することで、よりお持ちのカメラを好きになるかと思います^^
よかったらぜひ試してみてください。
本記事、最後までお読みいただきありがとうございます。